東京に駐在する約80の国と地域の外交官や政府関係機関のメンバーから成るネットワークScience &Technology Diplomatic Circle（科学技術外交官サークル）の2019年の忘年会が、駐日スイス大使公邸にて開催されました。在京の各国大使館や関連機関、日本の政府機関や研究機関、大学などから科学技術関係者らが約50名参加しました。
今年は内閣府大臣官房の佐藤文一審議官（科学技術・イノベーション担当）より、今後発表される日本の第6期科学技術基本計画と、破壊的革新を促すことを目指すムーンショット型研究開発制度について簡単にご紹介頂きました。佐藤氏はスピーチの中で、国際協力を進めるに当たってS&T Diplomatic Circleのような機関の重要性を強調しました。
佐藤氏の講演に先立って、ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使の歓迎の言葉と、S&T Diplomatic Circleの共同幹事を務めるノルウェー大使館のスベイン・グランダム科学技術参事官と米国大使館のメリンダ・パベック経済・科学部 科学・イノベーション・開発課課長の挨拶がありました。
科学技術国際交流センター（JISTEC）の相澤益男会長の乾杯発声の後も、参加者は熱心に議論を深めていました。
S&T Diplomatic Circleは、日本の産官学におけるリーダーや関係者と交流するための活動やセミナー、訪問などに必要な基盤を提供することを目的としています。
