第3回スイス・日本経済フォーラム

Local news, 16.10.2020

今年のスイス・日本経済フォーラムが10月15日に会場及びオンラインで開催され、人材とそのマネジメントの課題に関心を持つ170名の参加者が集いました。

左より:DELPHI NETWORK ディレクター ダン・スレーター氏、 ロート製薬株式会社 取締役 髙倉千春氏、ノバルティス・インターナショナル スイス カントリープレジデント マティアス・ロイエンベルガー氏、 イーストベンチャーズ株式会社 プリンシパル 梅澤亮氏、アデコ株式会社 取締役・ピープルバリュー本部長 土屋恵子氏
左より:DELPHI NETWORK ディレクター ダン・スレーター氏、 ロート製薬株式会社 取締役 髙倉千春氏、ノバルティス・インターナショナル スイス カントリープレジデント マティアス・ロイエンベルガー氏、 イーストベンチャーズ株式会社 プリンシパル 梅澤亮氏、アデコ株式会社 取締役・ピープルバリュー本部長 土屋恵子氏。 ©︎Sakurako Kuroda

健康とイノベーションに焦点を当てた2018年の初回フォーラム、スポーツとモチベーションに焦点を当てた2019年の第2回フォーラムに続き、2020年10月15日、人材及び人材マネジメントの課題に焦点を当てた第3回スイス・日本経済フォーラムが、在日スイス大使館、IMDビジネススクールおよび在日スイス商工会議所の共同イニシアチブにて開催されました。フォーラムは帝国ホテル東京に限定数の参加者を招き、オンライン生配信する形での開催となりました。

今年のフォーラムのテーマである「変革の時代におけるビジネスの才能」について知見の広い14人のスイス人及び日本人のスピーカーのもとに、会場及びオンライン参加を含めて約170名の聴衆が集いました。人材マネジメントの分野における実践と理論についてスイスと日本の類似点や相違点に焦点を当てながら、基調講演及びそれに続く2つのパネルは、若い才能を引き付けて保持する方法、および組織で長く働く人材を開発し、その技能をさらに磨く方法についての洞察を与えるものとなりました。重要な問題として、人材不足(未学習、スキルアップ、社内の起業家精神など)、従業員の関与(階層型企業の「アンボス」、ワークライフ・バランス、若い世代における、自分が率いているという意識及び彼らの目的意識など)への取り組みや、教育制度(スイスでは慣行的な職業見習い及び訓練制度)が議題に挙がりました。

アンドレアス・バオム大使及び在日スイス商工会議所会頭のアンドレ・ツィメルマン氏による開会の辞に続き、リクルートワークス研究所の石原直子氏が基調講演を行いました。パネルスピーカーおよびモデレーターとして、ノバルティス・インターナショナル スイス カントリープレジデントのマティアス・ロイエンベルガー氏 、ロート製薬株式会社 取締役の髙倉千春氏、アデコ株式会社 取締役・ピープルバリュー本部長の土屋恵子氏、イーストベンチャーズ株式会社 プリンシパルの梅澤亮氏、DELPHI NETWORK ディレクターのダン・スレーター氏、日本たばこ産業株式会社 取締役副会長の岩井睦雄氏 、ネスレ日本株式会社 執行役員兼コーポレートアフェアーズ統括部長の嘉納未來氏、UBSウェルスマネジメント 副会長のアラン・ロベール氏、株式会社日立アカデミー 取締役社長の迫田雷蔵氏 、ジャーナリスト・TV ラジオキャスター石山 智恵氏が登壇しました。IMDビジネススクール 北東アジア代表の高津尚志氏による閉会の辞によって、フォーラムは締めくくれられました。

在日スイス大使館、在日スイス商工会議所及びIMDビジネススクールの共同イニシアチブによるスイス・日本経済フォーラム。これからも私たちは、学び続ける組織として、経済及びビジネス分野における日本とスイスのより密接な関係を追求して参ります。日本とスイスの産官学のリーダーを招くこのフォーラムは、両国とその経済関係と相互理解の強化へ貢献するものです。

詳細はこちらをご覧ください。